冷凍ブロッコリーをレンジで解凍する方法と栄養について

豆知識

こんにちは。KENです。

今回は、冷凍ブロッコリーの解凍方法について解説いたします。

「野菜の王様」とまで言われるほど栄養価の高いブロッコリーですが、スーパーなどで売られている生の状態は1個あたり200円するなど、比較的高価な野菜です。

しかし、冷凍ブロッコリーであれば、安価かつ大量に食べられるのが最大の魅力です。

ただ、ここで気になるのが冷凍ブロッコリーを解凍した時の栄養価ではないでしょうか?

果たして、冷凍ブロッコリーは解凍しても栄養価が失われないのでしょうか?

冷凍ブロッコリーを解凍した時の栄養価は?

冷凍ブロッコリーを解凍する主な方法としては以下の3つが挙げられます。

①茹でる(ボイルする)

②フライパンで蒸し焼きにする

③電子レンジで解凍する

ただ、結論から言うと、どの解凍方法を用いても、生食のブロッコリーよりも栄養価が損なわれてしまうのは事実です。

その理由は、ブロッコリーには水溶性の栄養素が含まれているからです。

この水溶性とは「水に溶けやすい」という意味であり、ブロッコリーを解凍した際に、これらの栄養素が水分と共に外に流れでてしまうためです。

もちろん、全ての栄養素が流れ出てしまうわけではありませんが、それでも生食の時と比べると、一定量の栄養素が水分と共に流れ出てしまいます。

ブロッコリーに含まれている水溶性の主な栄養素がこちらです。

【ビタミン】
●ビタミンB群(B1、B2、B3)
●ビタミンC
●葉酸
●パントテン酸
●ビオチン
【ミネラル】
●カリウム
●マグネシウム
●リン
●亜鉛
●モリブデン

■「https://www.onemile.jp/magazine/冷凍ブロッコリー-栄養/」参照

これらの栄養素は水に溶けやすいため、冷凍ブロッコリーを茹でて解凍した場合、その栄養素は最大で半分以下にまで減少してしまいます。

そのため、もし「①茹でる(ボイルする)」の方法で冷凍ブロッコリーを解凍するのであれば、茹で汁は捨てずにそのままスープにするなどして再利用すれば無駄なく栄養素を摂取することが出来ます。

なお、メーカーが推奨している解凍方法は③の電子レンジで、この方法を用いれば水溶性ビタミンの損失を最小限に抑えることが可能です。

解凍しても失われにくい栄養素もある

ブロッコリーに含まれる栄養素は水溶性だけではなく脂溶性の栄養素もあります。

脂溶性とは脂に馴染みやすい反面、水に溶けづらいという性質があります。

脂溶性の主な栄養素には「ビタミンA」「ビタミンD」「ビタミンE」「ビタミンK」などがあり、これらは茹でて解凍しても栄養素が水に溶けて流れ出てしまう心配はありません。

電子レンジで解凍する方法

メーカーが推奨している電子レンジで冷凍ブロッコリーを解凍する場合、以下の点に注意すると、より美味しく、より栄養価が高い状態で摂取することが出来ます。

①凍ったままのブロッコリーを耐熱容器に入れ、少量の水を加える
・目安としては、冷凍ブロッコリー200gに対して、水大さじ2杯
・「解凍する」というよりも「蒸す」という感覚

②冷凍ブロッコリーをキッチンペーパーに包む
・余分な水分をキッチンペーパーが吸収してくれるため、よりよい食感を維持できる

③①および②の状態で、500~600Wの電子レンジで40秒~50秒加熱する

■「https://www.pietro.co.jp/pietro-radio/cooking/co11/」参照

なお、電子レンジで冷凍ブロッコリーを解凍する場合には、ブロッコリーの量にも注意して下さい。

というのも、ブロッコリーの量が少ないと焦げやすくなるため、食味が著しく損なわれてしまうからです。

そのため、冷凍ブロッコリーを電子レンジで解凍する際には、最低でも100g以上のブロッコリーを用意するようにして下さい。

ちなみに、市販されている冷凍ブロッコリーは既に下茹でされているため、生の状態で冷凍させたブロッコリーよりも解凍に必要な時間は短くて済みます。

③で紹介した加熱時間は下茹で処理が施された冷凍ブロッコリーの例なので、下処理がされていない冷凍ブロッコリーを解凍する場合には加熱時間は2分~3分に延ばして時間を調整してみて下さい。

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