きゅうり|常温、夏、カット後の保存方法は?

野菜の鮮度を保つ保存方法

こんにちは。KENです。

今回は、きゅうりの保存方法について解説いたします。

夏に旬を迎えるきゅうりですが、過去の記事では美味しいきゅうりの選び方を解説していますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。

きゅうりの保存方法|常温の保存期間は2日程度

大前提として、きゅうりは収穫した直後から鮮度の劣化が始まるため、日持ちしない野菜です。

これはきゅうりの約90%が水分であることが理由で、牛乳よりも水分量が多い食材なのです。

そのため、きゅうりを保存する上では「低温(寒気)」と「水分(乾燥)」に気を付ける必要があります。

以下では常温できゅうりを保存する場合のステップを解説しています。

(1)キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く

(2)キッチンペーパーや新聞紙などできゅうりを包む

(3)冷暗所に立てて保存する

一つずつ解説していきます。

キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く

きゅうりは乾燥に弱い野菜ですが、だからといって、水滴が付着したまま保存すると、その部分にカビが発生したりして傷み始めてしまいます。

そのため、きゅうりを保存する際にはキッチンペーパーで十分に表皮の水分をふき取っておく必要があるというわけです。

また、表皮のゴミなども予め除去しておくことで傷みを未然に防ぐ効果も期待できます。

キッチンペーパーや新聞紙などできゅうりを包む

水分を十分にふき取った後、キッチンペーパーや新聞紙などできゅうりを1本ずつ包みます。

これは乾燥対策の意味合いがあり、きゅうりをキッチンペーパーなどで包んでおくことで水分の蒸発を防ぐことが出来ます。

また、周囲の湿気からきゅうりを保護してくれる役目もあるため、内側および外側から二重にきゅうりを保護することが出来るのです。

冷暗所に立てて保存する

きゅうりは夏野菜であるため、比較的暑さに強い野菜ではありますが、最適な気温は10度~13度と言われています。

もし外気温が20度を超えた場合、常温で保存することは出来ないため、冷蔵庫の野菜室で保存するようにして下さい。

ただ、常温で保存するにしても冷暗所に保存するようにして下さい。

具体的には床下収納やパントリーなどに保存するといいでしょう。

なお、きゅうりを保存する場合は立てて保存すると日持ちするようになります。

これは他の野菜でも解説していますが、野菜は育った姿勢(体勢)の状態で保存すると長持ちするという性質があるのです。

きゅうりと同じように、大根やゴーヤも同じように立てて保存することで日持ちするようになります。

きゅうりを立てて保存するライフハックとしては、空き瓶や牛乳パックを活用すると良いでしょう。

きゅうりの保存方法|夏の場合

既に述べた通り、きゅうりを保存する上での最適な気温は10度~13度です。

そのため、この気温を優に超える夏場では常温で保存することはお勧めしません。

夏にきゅうりを保存する場合は迷わず冷蔵庫の野菜室を活用しましょう。

冷蔵庫で保存する場合は以下の手順を踏んで下さい。

(1)キッチンペーパーできゅうりの表面を拭く

(2)キッチンペーパーや新聞紙などできゅうりを包む

(3)ポリ袋に入れて、チャックを軽く閉じる

(4)立てて保存する

(1)(2)(4)は既に解説しているため、ここでは(4)のみ解説いたします。

きゅうりの約90%は水分であることから、密閉して保存してしまうと結露が生じてしまい、それが原因できゅうりが傷んでしまいます。

これを防ぐために、ポリ袋のチャックは完全には閉じず、少し開いている状態が好ましいのです。

冷蔵庫で保存した場合、保存できる期間は7日~10日を目安として下さい。

また、定期的にキッチンペーパーの濡れ具合をチェックして、水気を含んでいるようであれば、その都度、取り替えるようにして下さい。

きゅうりの保存方法|カットした場合

きゅうりをカットした場合は以下の手順を踏んで、冷蔵庫または冷凍庫で保存して下さい。

(1)カットしたきゅうりを塩もみする

(2)水気を絞る

(3)小分けにしてラップに包む[※冷凍の場合]

(4)ジッパー付の袋もしくは密閉容器に入れる

一つずつ解説していきます。

カットしたきゅうりを塩もみする

カットしたきゅうりを塩もみする理由は以下の2つです。

●水分を出す
●きゅうり特有の青臭さを軽減する

特に水分を出すことは重要で、水分量の多いきゅうりは非常に傷みやすいため、余分な水分を出しておくことで傷み始めるスピードを遅らせることが出来るのです。

水気を絞る

水気を絞る理由は既に解説しているため、本項では割愛します。

水気を絞る時は手で絞っても問題ありませんが、キッチンペーパーを活用しても良いです。

小分けにしてラップに包む[※冷凍の場合]

水気を切ったきゅうりをラップに包むことで、きゅうり同士がくっつくことを防ぎます。

そのため、きゅうりを小分けにしてラップに包んでおくことで、きゅうり同士がくっつかずに冷凍することが出来るため、取り出す時に便利です。

ジッパー付の袋もしくは密閉容器に入れる

ジッパー付の袋もしくは密閉容器にきゅうりを入れることで、きゅうりを冷気などから保護します。

特に冷凍庫で保存する場合、ラップの間に隙間があると、その部分から空気が入り込み、そこから霜が付いたり、臭いが移ったりしてしまいます。

こうした事態を防ぐためにジッパー付の袋または密閉容器に入れて保存するようにして下さい。

なお、冷蔵庫で保存した場合の保存期間は7日~10日で、冷凍庫の場合は1ヵ月を目安にして下さい。

ただ、冷凍庫で保存した場合、きゅうりに含まれる水分も凍ってしまうため、解凍した時に食味が落ちる可能性があります。

一度凍結した水分は組織が破壊されてしまうことから、きゅうりを冷凍保存した場合はこの点に注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました