かゆい!とうもろこしの皮で手がかぶれる原因は?

豆知識

こんにちは。KENです。

今回は、夏の味覚である「とうもろこし」の”かぶれ”について解説いたします。

世間では、とうもころしの皮を剥いたところ、手に湿疹が出来たり、発赤したりして痒くなったという人間が少なからず存在しています。

果たして、とうもろこしの皮でかぶれることはあるのでしょうか?

とうもろこしの皮で手が痒くなる報告あり

Twitterを検索すると、とうもろこしの皮で手がかぶれたという声は一定数存在しています。

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とうもろこしの皮で手がかぶれたという声は決して多くはありませんが、実際にとうもろこしの皮を剥いた後に手が痒くなったという事例は存在しています。

一般的に手がかぶれるには山芋や漆(うるし)などが挙げられるものの、とうもろこしの皮でかぶれ(接触性皮膚炎)が生じるという症例は多くのサイトでは掲載されていないのが現状です。

もちろん、人間は千差万別なので、とうもろこしの皮でかぶれてしまう方がいても不思議ではありません。

ただ、本記事では接触性皮膚炎以外の可能性を考察していきたいと思います。

かゆい/かぶれる原因は「花粉-食物アレルギー症候群」の可能性

手が「かゆい」「かぶれる」という原因は「花粉-食物アレルギー症候群」(PFAS)の可能性があります。

[補足]
PFAS:Pollen-Food Allergy Syndrome

先述した通り、とうもろこしの皮でかぶれを起こしたという声は決して多くはありませんが、実は、とうもころしでアレルギー反応を起こすことが報告されているのです。

とうもころしはイネ科の食物であるため、花粉アレルギーだったり花粉症を患っている方はとうもころしに接触すると、アレルギー反応を起こして様々な症状が現れることがあります。

一般的に、PFASはアレルゲンの食物を生で食べた後に起こるもので、唇・口・喉などの口腔内にイガイガ感や痒み、腫れなどのアレルギー症状が発現します。

ただ、過去にはとうもころしの成分を含む洗顔料を使用した後にアレルギー症状が発現したという事例も報告されているのです。

また、トウモロコシを含む洗顔料の使用再開後、トウモロコシを含む菓子摂食後にアレルギー症状が出現した例もご紹介しておりますが、(後略)

※「https://www.kumitasu.com/contents/hyoji/3319」より引用

上記のケースでは、実際に生のとうもころしを食べたわけでもないのにアレルギー反応が現れてしまっています。

このことから、とうもころしアレルギーを持つ方や花粉症の方がとうもころしの皮でかぶれてしまう可能性は十分に考えられるというわけです。

とうもころしのアレルギーで高値が検出された症状

下記サイトでとうもころしのアレルギー反応を調べたところ、以下の症状が高値をマークしていたことが分かりました。

●食物アレルギー
●アナフィラキシーショック
●食物依存性運動誘発アナフィラキシー
●気管支喘息
●蕁麻疹
●アトピー性皮膚炎

※「https://uwb01.bml.co.jp/kensa/search/detail/3810104」参照

もちろん、とうもころしを食べたり触ったりしただけで、これらの症状が万人に共通して発現するわけではありません。

ただ、とうもろこしの皮でかぶれを起こした経験がある方は細心の注意を払っておくべきでしょう。

アレルギー以外の可能性

とうもろこしの皮で手がかぶれて痒くなる方はアレルギー以外の可能性も疑ってみましょう。

その可能性とは毛虫です。

Twitterを調べていたところ、以下のような興味深い投稿を見つけました。

上記の通り、この毛虫はとうもころしや枝豆に付着していることがあり、皮を剥く際に毛虫に刺されてしまっているケースが考えられます。

毛虫に刺されると患部が腫れたり、痒くなったりして炎症を起こします。

また、毛虫の毛は本体から抜け落ちたものでも毒が残っているため、これに触れても炎症を起こしてしまいます。

もし、とうもろこしの皮で手がかぶれて痒くなったら、知らず知らずのうちに毛虫の毛に手が触れてしまったのかもしれません。

特に、とうもろこしの皮で毎回かぶれるというわけではない方はアレルギー以外の原因で手が痒くなっている可能性が高いでしょう。

とうもろこしの皮でかぶれない対処法は?

アレルギーにしろ毛虫にしろ、とうもろこしの皮に触れた後に手がかぶれないようにするにはどのように対処すれな有効なのでしょうか?

その対処法は極めてシンプルで原初的ですが、やはり、手が直接とうもろこしの皮に触れないようにするためにゴム手袋を着用すると効果てきめんでしょう。

ただ、軍手などは密閉性がないため、小さな網目からアレルギー物質や毛虫の毛が侵入してしまい、それらが手に触れてしまう恐れがあります。

そのため、とうもろこしに触れる際にはゴム手袋などの密閉性が高い手袋を着用することをお勧めします。

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