大根が長持ちする保存方法|常温・冷蔵・冷凍・新聞紙ない場合も

野菜の鮮度を保つ保存方法

こんにちは。KENです。

今回は、大根を長持ちさせる保存方法をご紹介いたします。

過去の記事では美味しい大根の選び方について解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

大根を長持ちさせる保存方法

大根を保存させる方法は複数ありますが、本記事では最も一般的な方法である「常温」「冷蔵」「冷凍」の3パターンに分けてご紹介いたします。

常温で保存する方法

大根は通年で栽培されていますが、秋~冬にかけて旬を迎えます。

特に寒い時期の大根は水分を豊富に含んでおり、みずみずしく甘みがあります。

寒い時期に旬を迎えることから、大根は寒さに強い特徴があります。

そのため、秋口~冬までの時期であれば常温でも保存すること可能です。

ただ、常温で保存できる気温は25℃以下が目安なので、外気温が25℃を超えたら冷蔵庫や冷凍庫で保存するようにして下さい。

大根丸ごと1本を常温で保存する場合は以下の手順を踏みます。

(1)葉をカットしておく

(2)葉の切り口の部分をラップで覆う

(3)大根の本体を新聞紙で覆う

一つずつ解説していきます。

葉をカットしておく

大根を常温で保存する場合、真っ先に葉を切り落としておきます。

というのも、大根は葉から栄養や水分を吸収して成長を続けるからです。

そのため、予め葉をカットしておくことで大根の成長をストップさせることができ、大根の本体(胴部分)の食味が損なわれるのを防ぐことが出来るというわけです。

キャベツやレタスを保存する際にも、予め芯をくり抜くなどの処置をするのも同じ理屈です。

葉の切り口の部分をラップで覆う

カットした葉も食べることが出来るため、鮮度が落ちないように切り口の部分をラップで覆うようにして下さい。

これは切り口が空気に触れると酸化してしまい、色や味が劣化してしまうからです。

また、この切り口から水分が失われていくため、ラップで覆うことで水分の蒸発を防ぐ意味もあります。

大根の本体を新聞紙で覆う

葉から切り離した大根の本体部分は新聞紙で覆って保存しましょう。

これは大根が外気に触れることを防ぐための処置で、これにより、乾燥を防ぐことが出来ます。

また、大根を包む新聞紙を2~3枚用意しておき、手厚く保護するといいでしょう。

さらに、大根を保存する際には立てておくとよりGOODです。

これは大根などの根菜類に共通して言えることですが、根菜類は育った時の状態(体勢)で保管すると長持ちするのです。

そのため、大根を保存する場合はなるべく立てて保管しましょう。

新聞紙がない場合

家庭に新聞紙がない場合はキッチンペーパーで代用することが出来ます。

ただ、キッチンペーパーは新聞紙の完全互換というわけではないため、キッチンペーパーで包んだ後は大根をポリ袋に入れて保護を手厚くしておくといいでしょう。

常温で保存できる期間は?

大根を常温で保存する場合は冷暗所で保管して下さい。

季節や気温によって常温で保存できる期間は異なりますが、以下の期間が一応の目安となります。

[秋口~冬の場合]
●約2週間

[真冬]
●約3週間

ただ、家庭環境や保管場所によって保存できる期間は異なるため、なるべく早く食べきるようにしましょう。

冷蔵で保存する方法

冷蔵で保存する場合も常温の時と同じように以下の手順を踏みます。

(1)葉をカットしておく

(2)葉の切り口の部分をラップで覆う

(3)大根の本体を新聞紙で覆う

ただ、これは丸ごと1本を保存する場合の処置であって、半分にカットした大根の場合は処置が異なります。

大根をカットした場合は切り口から水分が抜けてしまうため、切り口をラップやキッチンペーパーで覆った後、ジッパー付の保存袋に入れましょう。

この時、袋の空気を十分に抜き、大根が空気に触れないようにしておくことで鮮度を長持ちさせることが出来ます。

また、半分のカットした大根は葉が付いていた方を上にして保管すると鮮度をそれほど落とさずに保存することが可能です。

先述した通り、大根などの根菜類は育った体勢で保管すると長持ちするからです。

しかし、大根を細かく切り分けたり、茹でたりした場合、冷蔵保存しても長持ちしません。

そのため、この状態の大根は翌日には食べきってしまうことをお勧めします。

冷蔵庫で保存できる期間は?

上記の下処理を終えた大根を冷蔵庫で保存する場合、その期間はおおよそ7日~10日となります。

無論、これも各家庭の状況によって変わってくるため、あくまでも目安に過ぎない点に注意して下さい。

冷凍で保存する方法

大根は冷凍保存することもできますが、「用途に合わせて予めカットしておく場合」と「すりおろす場合」の2パターンが存在します。

用途に合わせて予めカットしておく場合

用途に合わせて大根を予めカットしておく場合には、水気を十分にふき取ってからジッパー付きの保存袋に入れて下さい。

この時、保存袋の空気を十分に抜いておくことで、大根の酸化を防ぐことができ、食味や風味が損なわれることが無くなります。

なお、予めカットした大根を使用する際には解凍せずにそのまま調理して下さい。

大根は一度凍らせると細胞が破壊されるため、味が染み込みやすいという特徴があり、そのまま調理することで時短にもなります。

すりおろす場合

大根をすりおろして保存する場合、軽く水気を切って下さい。

保存方法としては1回に使用する分だけラップに包んで小分けにしたり、また、製氷皿に入れるという方法もあります。

冷凍庫で保存できる期間は?

冷凍庫で保存する場合は、カットした場合でもすりおろした場合でも1ヵ月を目安として下さい。

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