大根(半分も)の選び方のコツは太さや色をチェック

美味しい野菜の見分け方

こんにちは。KENです。

今回は、美味しい大根の選び方をご紹介いたします。

大根は通年で購入することが出来ますが、秋から冬にかけて旬を迎え、特に寒い時期の大根はみずみずしくて甘みがあるのが特徴です。

本記事では大根1本とカット大根(半分)の選び方を解説いたしますので、皆さんのお役に立てれば幸いです。

美味しい大根(1本)の選び方

美味しい大根を買う際には以下の点に注意して下さい。

(1)葉の状態

(2)太さ・重さ・表面(色)

一つずつ解説していきます。

葉の状態

まず見るべきは葉の状態です。

美味しい大根の葉は以下の特徴があります。

(1)葉が萎れておらず、みずみずしい

(2)葉が放射線状に立つように広がっている

(3)葉の芯まで緑色

葉が萎れておらず、みずみずしい

スーパーなどで販売されている大根は予め葉がカットされている場合があります。

その場合はカットされた葉の下部である「葉茎」をチェックして下さい。

この葉茎の切り口がみずみずしく乾燥していないものが美味しいと判断できます。

切り口が乾燥しているのはカットされてから時間が経過している可能性があり、時間が経過している分、鮮度が劣化しているはずです。

葉が放射線に立つようにして広がっている

美味しい大根の葉は放射線状に立つようにして広がっています。

そのため、葉が立っていない個体だったり、放射線状ではなく不揃いになっている個体は栄養が十分に行き届いていない可能性があり、食味や風味が落ちる傾向にあります。

葉の芯まで緑色

美味しい大根は葉の断面(芯)まで緑色になっています。

しかし、葉の芯が白くなっている個体には「ス」が入っている可能性が高く、食味が落ちてしまいます。

この「ス」とは成長し過ぎた大根に見られる現象で、大根の内部に隙間や穴が生じてしまい、スポンジ状になっている状態を指します。

予め半分にカットされている大根であれば、その断面から「ス」の有無を判別できますが、1本のまま売られている大根では断面を見ることが出来ないため、確実な判別方法はありません。

ただ、そのような場合でも葉の断面(芯)を見て、芯が白くなければ「ス」が入っていない個体を引き当てる確率が高まります。

なお、芯の部分が空洞になっている個体も「ス」が入っている可能性が高いため、避けた方が無難です。

太さ・重さ・表面(色)

食味がいい大根には太さ・重さ・表面(色)の点で以下の特徴があります。

[太さ]
●細身で真っすぐに成長している

[重さ]
●密度が高く重い

[表面(色)]
●ハリとツヤがあり、みずみずしい
●ひげ根が少ない
●ひげ根の穴が一直線に並んでいる

太さと重さ

細身で真っすぐに成長している大根は柔らかい土で育った証拠です。

土が硬いと大根は真っすぐに根を張ることが出来ず、途中で曲がってしまいます。

また、根が曲がってしまうことで栄養が隅々まで行き届かず、食味や風味が落ちてしまう傾向にあります。

そのため、美味しい大根を選ぶコツとしてはスリムで真っすぐな個体に注意することです。

過度にずんぐりした個体だと重量こそありますが、栄養に偏りがあるため、食味が落ちている可能性があります。

美味しい大根を選ぶ際には重さだけに注目するのではなく、形がスリムでストレートなのかもチェックすることが大切です。

表面(色)

美味しい大根は表面にみずみずしさがあるため、萎れている個体は避けるべきです。

また、大根本体の上部にも注目して下さい。

通常、この部分は青緑がかっていますが、この色が濃い個体は食味が悪い傾向にあるため、避けて下さい。

さらに注目すべきは「ひげ根の穴(くぼみ)」です。

ひげ根とは大根の表面に点在している「えくぼ」のような”くぼみ”のことです。

美味しい大根ほどひげ根が少ない傾向にあるので、ひげ根が「少ない」または「目立たない」個体を選びましょう。

また、ひげ根の穴がどのように並んでいるのかも重要なポイントです。

実は、美味しい大根ほど、このひげ根が等間隔かつ一直線に並んでいる傾向にあるからです。

そのため、ひげ根を見る際のポイントは「ひげ根が少ない(目立たない)もので、それが等間隔かつ一直線に並んでいる個体」となります。

カット大根(半分)の選び方

カットされた大根を選ぶ時には断面をチェックするのがコツです。

断面を見た時、放射線状に白い筋が入っていたら、その個体はNGです。

この放射線状の白い筋の正体は「ス」であり、この個体には隙間や穴が多く生じてしまっているため、スポンジ状になっていて食味が落ちているからです。

また、白い筋がなくても、みずみずしさが失われている個体は避けるべきです。

美味しい大根は断面にもみずみずしさがあり、また、白い筋(繊維)がないか目立たちません。

カット大根の場合、チェックするところは断面のみなので比較的簡単に見分けが付くと思います。

ちなみに、大根は葉元が一番甘みが強く、先端(しっぽ)に行けば行くほど辛みが強くなっていきます。

中央の部分が最も甘みと辛みのバランスが優れており、用途も多様で人気のある部位となっています。

そのため、上下にカットされた大根を買う際は適当に選ぶのではなく、食味や用途によって上部と下部のどちらを買うのを考えておきましょう。

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