キャベツ(半分も)を冷蔵冷凍で保存する方法や期間は?

野菜の鮮度を保つ保存方法

こんにちは。KENです。

今回は、キャベツの保存方法をご紹介いたします。

スーパーなどで通年で購入できるキャベツですが、1玉のキャベツとカットされたキャベツとでは保存方法が異なるため、本記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

キャベツ1玉を冷蔵・冷凍保存する方法や保存できる期間

キャベツ1玉を冷蔵と冷凍で保存する場合の方法についてそれぞれ解説いたします。

冷蔵庫で保存する場合

キャベツ1玉をそのまま冷蔵庫で保存する方法はお勧めできません。

なぜなら、冷蔵庫の冷気にキャベツが直接触れてしまうため、葉が萎れてしまい、食味が落ちてしまうからです。

また、”ある処理”を行わないとキャベツの成長が止まらず、これも食味を落とす原因となります。

キャベツを冷蔵庫で保存する場合は、以下の4点に気を付けましょう。

(1)キャベツの芯をくり抜く

(2)くり抜いた芯の部分に、濡れたキッチンペーパーを詰める

(3)キッチンペーパーでキャベツを包む

(4)ポリ袋に入れて密閉せずに保存する

キャベツの芯をくり抜く

まず(1)についてですが、キャベツは芯が葉から栄養を吸収することで成長します。

そのため、芯を残したまま保存すると、芯が葉から栄養を吸収し続けてしまい、これが原因で食味や風味が劣化してしまいます。

これを防ぐために予め芯をくり抜き、キャベツの成長を止めておく必要があります。

なお、芯がくり抜けない場合は、芯の切り込みを入れたり、爪楊枝を数本刺すことで芯の成長を止めることが出来ます。

くり抜いた芯の部分に、濡れたキッチンペーパーを詰める

ただ、芯の部分を空洞のままにしておくと、葉が水分を吸収することが出来ずに萎れてしまいます。

こうした事態を回避するために、空洞になった芯の部分には濡れたキッチンペーパーを詰めておきましょう。

また、キッチンペーパーが乾燥することを防ぐため、2日~3日に1回の割合でキッチンペーパーを交換することをお勧めします。

キッチンペーパーでキャベツを包む

芯の下処理が完了したら、キャベツ1玉を濡れていない新聞紙やキッチンペーパーで包みましょう。

これは冷蔵庫の冷気がキャベツに直接当たらないようにするための処理で、これにより、キャベツの葉が萎れてしまうことを防ぎます。

ただ、注意点として、定期的に新聞紙やキッチンペーパーは交換するようにして下さい。

というのも、濡れていない新聞紙やキッチンペーパーで包んだとしても結露などでそれらが濡れてしまう可能性があり、そうすると、カビが発生する恐れがあるからです。

そのため、新聞紙やキッチンペーパーが濡れていないかを定期的にチェックし、もし濡れていたら交換するようにして下さい。

なお、キャベツを保存する場合は切り口の部分を下にして保管して下さい。

これは切り口から水分が失われてしまうため、それを防ぐための処置となります。

ポリ袋に入れて密閉せずに保存する

濡れていない新聞紙やキッチンペーパーでキャベツを包んだら、最後はその状態をキャベツをポリ袋に入れます。

この時、ポリ袋は密閉しないようにして下さい。

なぜなら、密閉してしまうとポリ袋内に結露が生じてしまい、カビが発生する原因になるからです。

冷蔵庫での保存期間

上記全ての下処理を終えたキャベツであれば、冷蔵庫での保存期間は10日~14日が目安となります。

ただ、これはあくまでも目安であり、冷蔵庫の仕様やキャベツの個体差により保存できる期間は異なることを予めご了承ください。

冷凍庫で保存する場合

キャベツは冷凍で保存することもできますが、その際は以下の3点に注意して下さい。

(1)軽く水洗いして水気を十分に切る

(2)大きくカットしておく

(3)密閉したポリ袋に入れる

軽く水洗いして水気を十分に切る

キャベツを冷凍庫で保存する場合は、茹でたりせずに生のまま冷凍するようにして下さい。

これは生のまま冷凍したキャベツの方が食味が良く、また、茹でたキャベツを冷凍することのメリットがないからです。

そのため、大前提としてキャベツを冷凍する場合は生の状態で冷凍保存するのが鉄則になります。

ただ、調理する際は冷凍したキャベツを一度解凍せずそのまま使用する関係上、冷凍する前に軽く水洗いして外葉の汚れを落としておくといいでしょう。

なお、水洗いした後はキッチンペーパーでふき取るなどして水気を十分に切って下さい。

水気が残ったまま冷凍してしまうと霜が付着したり、冷凍焼けの原因となり、食味や風味が落ちてしまうからです。

大きくカットしておく

冷凍保存するキャベツをカットする際は、大きめにカットするのがコツです。

もしキャベツを解凍する場合、水気が出てしんなりしてしまうため、千切りやみじん切りなどの要領であまりにも小さくカットしてしまうと食味が落ちてしまいます。

これを防ぐために、キャベツをカットする場合は5cm程度のざく切りがお勧めです。

もし千切りにする場合は1.5cmほどの厚みを残しておくといいでしょう。

密閉したポリ袋に入れる

カットしたキャベツはポリ袋に入れますが、この時、ポリ袋の空気を十分に抜いて密閉するようにして下さい。

なぜなら、ポリ袋内に空気が残っているとキャベツの食味や風味が損なわれる可能性があるからです。

キャベツを冷蔵庫で保存する場合もポリ袋に入れますが、この時はポリ袋を密閉しないので、冷蔵庫と冷凍庫とは保存方法が異なる点に注意して下さい。

冷蔵庫の場合]
●ポリ袋を密閉しない

冷凍庫の場合]
●ポリ袋を密閉する

冷凍庫での保存期間

冷凍庫で保存する場合は3週間を目安として下さい。

ただ、この期間も目安であり、お使いの冷凍庫やキャベツの個体差により保存できる期間は異なります。

冷凍保存であるため3週間を過ぎた場合でも食べること自体は可能ですが、この期間を大きく超えた個体は食味や風味が大きく落ちるため、早めに食べきることをお勧めします。

カットキャベツ(半分)を冷蔵・冷凍保存する方法

半分にカットされたキャベツを冷蔵庫または冷凍庫で保存する場合の方法について解説いたします。

冷蔵庫で保存する場合

カットキャベツを冷蔵庫で保存する場合は以下の2点に注意して下さい。

(1)芯に切り込みを入れておく

(2)ラップで覆う

芯に切り込みを入れておく

半分にカットされたキャベツを冷蔵庫で保存する場合は、芯に切り込みを入れておきましょう。

これは先述した通り、キャベツは芯が葉から栄養を吸収して成長するため、この成長を止めるための処置です。

キャベツ1玉の場合は芯そのものをくり抜く方法をご紹介しましたが、カットキャベツの場合はくり抜くよりも芯に切り込みを入れるだけで大丈夫です。

ラップで覆う

芯に切り込みを入れた後はキャベツ全体をラップで覆うようにして下さい。

カットされたキャベツはその断面が空気に触れると酸化してしまい、茶色に変色してしまいます。

また、冷気が葉に直接当たることで葉が萎れてしまい、これも食味や風味を落とす原因になります。

保存期間は?

カットキャベツを冷蔵庫で保存できる期間の目安は1週間です。

無論、これも冷蔵庫の仕様やキャベツの個体差があるため、キャベツの状態を確認しながら食べる時期を判断する必要があります。

冷凍庫で保存する場合

半分にカットされたキャベツを冷凍庫で保存する場合、そのままの状態で保存するのではなく、5cm程度のざく切りにカットし直すといいでしょう。

それ以降は先述した通り、空気を十分に抜いたポリ袋に入れて保管しましょう。

保存期間は?

こちらも先に述べた通り、冷凍庫でキャベツを保存する場合の期間は3週間が目安となります。

ただ、ざく切りで保存した場合の目安は3週間~1ヵ月で、みじん切りの場合は2週間となります。

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