こんにちは。KENです。
今回は、カットレタスの選び方と保存方法についてご紹介いたします。
過去の記事ではレタス(1玉)の選び方について解説しておりますので、そちらも是非ご覧ください。
カットレタスの選び方
カットレタスを選ぶ際は以下の点に注目しましょう。
(2)芯の大きさ
(3)葉の巻き
一つずつ解説していきます。
断面の色
カットレタスの鮮度をチェックする上で、最も分かり易いのが断面の色です。
鮮度のいいレタスは断面が淡い黄色になっていますが、鮮度が落ちたレタスは黒く変色している箇所があります。
黒く変色している部分がたとえ局所的でも、その変色(劣化)は時間の経過と共にレタス全体へと波及するため、黒い変色があれば、そのレタスは避けるようにしましょう。
芯の大きさ
これはカットキャベツにも言えることですが、鮮度のいいカットレタスを見極めるためには芯の大きさも重要です。
芯は短いものがベストで、芯が長い(大きい)個体は以下のデメリットが存在します。
●葉肉が硬くなる
●苦味やえぐみが強くなる
芯が長ければ長いほど、当然、可食部の面積は小さくなります。
そのため、同じ大きさの個体同士を比べると、どうしても芯が長いレタスはコストパフォーマンスに劣ってしまい、割高となります。
ただ、単に割高というだけではなく食味にも悪影響が生じます。
というのも、レタスは芯が葉から栄養を吸収して成長するため、栄養を奪われてしまったレタスの葉は硬化してしまい、食感が劣化してしまうのです。
さらに、芯に栄養を奪われていることから、葉そのものの食味も落ちてしまい、苦味やえぐみが強くなるという弊害も生まれてしまいます。
キャベツと同様に、レタスの芯は成長のバロメーターなので、芯が長すぎるものは成長し過ぎている個体と言えます。
ベストな芯の長さは、レタス全体に対して1/2~1/3程度を目安として下さい。
葉の巻き
美味しいレタスは葉の巻きが強くなく、葉と葉の間に適度な隙間があります。
このことから、カットレタスも断面を見た時に隙間があるものが美味しいと言うことが出来ます。
冬キャベツの場合、美味しい個体は重さがありますが、レタスはこの真逆です。
美味しいレタスは大きさの割に軽く、ふんわりとしています。
これは葉の巻きが緩いからで、巻きが強いレタスだとずっしりと重みがあります。
前項での述べた通り、葉がずっしりと詰まって重い個体は成長し過ぎている可能性があり、苦味とえぐみが強い傾向があります。
そのため、カットレタスを選ぶ際にも断面に適度な隙間がある個体がお勧めというわけです。
冷蔵庫での保存方法
カットレタスを冷蔵庫で保存する場合は、キッチンペーパーに包んだ上でポリ袋に入れるようにしましょう。
これはレタスが冷気に触れることを防ぐためのもので、これにより鮮度を保持することが出来るというわけです。
しかし、単にキッチンペーパーに包むだけでは十分な効果を得られません。
レタスをキッチンペーパーで包む時は切り口の部分を完全に覆うようにして下さい。
というのも、レタスは切り口の部分から水分が抜けてしまうため、これを防ぐために切り口の部分をしっかりと覆う必要があるのです。
また、保存する時は切り口の部分を下に向けておくのも効果的です。
なお、レタスは切り口の部分が空気に触れるとそこから酸化が始まり、切り口が茶色に変色してしまいます。
レタスを包丁で切ると、その部分の細胞が切断されてしまい、それが空気に触れることで酸化が始まります。
当然、茶色く変色した部分は鮮度が落ちてしまい食味も落ちることから、レタスを小分けにする際には包丁を使わずに手で千切った方がいいでしょう。
この方法で保存した場合、保存期間の目安は5日間となります。
もちろん、これは冷蔵庫の仕様やレタスの個体差もあるため一概には明言できませんが、5日間を一応の目安として設定しておくといいでしょう。
冷凍庫での保存方法
5日間以内に使いきれない場合は冷凍庫での保存がお勧めです。(保存期間の目安:3週間)
冷凍庫で保存する場合は、まずレタス(カットレタスを含む)を一口大に手で千切りましょう。
その後、キッチンペーパーで水気をふき取ってから冷凍用の保存袋に入れます。
この時、保存袋から十分に空気を抜いておくことが重要です。
このまま冷凍庫に入れてもいいですが、ひと手間加えるなら、レタスの入った保存袋をアルミホイルで覆いましょう。
アルミホイルがなければ、アルミ製や金属製のトレイの上に置いて保管しても大丈夫です。
ただ、冷凍庫で保存した場合、レタス本来のシャキシャキ感は失われてしまうため、サラダなどの生食には向かなくなるというデメリットが生じてしまいます。
冷凍庫で保存したレタスはスープや炒め物などに使用するといいでしょう。
なお、一度冷凍したレタスは解凍せずにそのまま調理して下さい。
レタスを解凍すると水気も一緒に出てしまい、べちゃっとした食感になり、風味も失われてしまうからです。
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