美味しいレタスの選び方のコツは芯と重さ

美味しい野菜の見分け方

こんにちは。KENです。

今回は、美味しいレタスの選び方(見分け方)をご紹介します。

レタスはキャベツと同じく通年で購入できる野菜で、収穫される時期に応じて以下の3種類が存在しています。

(1)冬採りレタス
収穫時期:1月~4月頃

(2)夏採りレタス
収穫時期:5月~9月頃

(3)秋採りレタス
収穫時期:9月~12月頃

いずれの場合でも美味しいレタスの選び方は同じですので、この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

美味しいレタスの選び方のコツ

美味しいレタスを選ぶコツとしては以下の3点に着目して下さい。

(1)葉の質や状態

(2)葉の色

(3)芯の大きさや色

(4)重さ

一つずつ解説していきます。

葉の質や状態

まず見るべきポイントはレタスの葉です。

レタスの鮮度は葉に如実に表れるため、その鮮度を最も的確に判断しやすいです。

美味しいレタスの葉はみずみずしくて、葉の表面はもちろんのこと、葉の先端までハリとツヤがあります。

鮮度が落ちたレタスの葉はしおれてしまっているため、一般の方が見ても明らかに鮮度の違いが分かるはずです。

鮮度のいいレタスは葉にハリがあるためふんわりとしていますが、一方で鮮度が劣化したレタスはしおれているため、全体的に潰れた状態になっている傾向があります。

鮮度のいいレタスはふんわりとした球体の形をしているため、葉の状態とレタスの形に注目しましょう。

ただ、一番外側の葉(外葉)がしおれている場合でも、中の葉にはハリとコシがあるケースもあります。

これは外葉が外気に触れてしおれているだけなので、外気に触れていない内側の葉にはハリとコシが残っているというわけです。

そのため、外葉がしおれていても、何枚か葉を剥いてみることをお勧めします。

もし内側の葉までしおれていれば、それはレタス全体の鮮度が落ちていると判断できます。

しかし、内側の葉にハリやコシが残っていれば、それは鮮度がいい状態を保っていると判断していいでしょう。

葉の色

レタスは緑をしていますが、この緑色が濃ければ濃いほど鮮度がいいと考えている方も少なくないでしょう。

しかし、それは誤りです。

美味しいレタスを選ぶ上では、この緑色が濃すぎないものを選んで下さい。

実は、緑色が濃いレタスは十分に成長する前に収穫された個体である可能性が高く、この個体は苦味が強い傾向にあるのです。

そのため、鮮度のいいレタスを選ぶコツとしては、「鮮やかな緑色ではあるが緑色が濃すぎない」という点に留意しておくといいでしょう。

芯の大きさや色

美味しいレタスを選ぶ際には芯にも注目して下さい。

理想的な芯の大きさは10円硬貨くらいで、これ以上だと過度に成長しているため、芯に栄養が奪われていることになります。

これとは逆に芯の大きさが10円硬貨よりも小さいと、十分に成長しきれておらず、葉に栄養が行き届いていない状態となります。

いずれの場合も食味を落とすので、芯の大きさは10円硬貨くらいがベストです。

なお、スーパーなどで販売されているレタスの芯はカットされている場合が多く、この切り口が白い状態の個体を選びましょう。

レタスの芯をカットすると「乳草」という白い液体が流れ出てきますが、これはレタスが傷ついた時に細菌の侵入を防ぐ効果があります。

また、この乳草は鮮度のいいレタスほど多く分泌されるため、芯の切り口が白い個体ほど鮮度がいいというわけです。

さらに、芯の切り口は外気に触れると次第に赤色へと変色します。

そのため、切り口が白いということはカットされて間もない状態(=鮮度がいい状態)だと考えられるというわけです。

重さ

レタスを持った時、軽い個体を選ぶようにしましょう。

レタスは軽い個体のもの食味が良く、甘みを感じることが出来る一方、重い個体は食感が硬く、苦味やえぐみが強い傾向にあります。

重いレタスは葉の巻きが強く、密度が濃いため、確かに食べ応えはあります。

ただ、レタスはサラダなどの生食が一般的であることから、苦味やえぐみが強い個体は美味しく食べられないという方がほとんどでしょう。

そのため、レタスは葉の巻きが強くなく、ふんわりと軽い個体を選ぶのがコツです。

しかし、軽すぎる個体も食味が落ちるためNGです。

美味しいレタスを選ぶコツは「軽い個体」を選ぶことであって、「軽すぎる個体」ではありません。

「軽い」というのは「大きさの割に軽い」という意味なので、この点をはき違えないようにしましょう。

鮮度を保つ保存方法

レタスを冷蔵庫で保存する場合は、芯の部分をくり抜いておきましょう。

というのも、レタスは芯の部分が葉から栄養を吸収して成長するからです。

そのため、収穫後でもこの芯がある限り、レタスは可食部である葉の栄養を奪い続けているというわけです。

そこで、レタスの芯をくり抜いてしまうことで成長をストップさせ、葉の栄養を奪われないようにするのです。

芯をくり抜くことが難しい場合は、芯に数本の爪楊枝を刺すという方法も有効です。

実は、芯には「成長点」と呼ばれる部分が存在しており、ここに爪楊枝を刺すことでレタスの成長をストップさせることが出来るのです。

なお、冷蔵庫で保存する際にはレタスを新聞紙で包み、レタスが冷気に直接触れないようにしましょう。

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