納豆が糸ひかない原因はなぜ?腐ってる?

豆知識

こんにちは。KENです。

今回は、納豆について取り上げます。

私は毎日納豆を食べているのですが、先日、納豆を食べようとしたところ、糸の引きが弱かったことがありました。

「納豆=糸を引く」というイメージがあるため、糸の引きが弱かったり、糸の引きがない納豆は安全なのでしょうか?

納豆が糸ひかないのなぜ?腐ってる?

結論から言うと、糸が引かないのは腐っているからではありません。

納豆の糸が引かないのは、二次発酵が進んでしまっていることが主な理由です。

納豆が発酵食品であることは周知の事実ですが、納豆には生きた納豆菌が含まれているため、出荷後の納豆でも納豆菌が活性化すれば、再び発酵が促進されるというわけです。

納豆菌は15℃以上で発酵が進むことから、購入後は速やかに冷蔵庫で保管することが大切です。

二次発酵が進んで糸が引かなくなった納豆には以下の特徴が現れます。(※①)

(1)薬品臭がするようになる
●大豆のたんぱく質が発酵することで、アンモニア臭が生成されます

(2)納豆の表面に白い粒が出現するようになる
●これはチロシンというアミノ酸が結晶化したもので、人体に悪影響はありません

(3)黒く変色したり、表面がドロドロになる

[※①参考文献]
●https://faq.mizkan.co.jp/faq/show/4959?category_id=163&site_domain=default

二次発酵は温度で促進されるため、納豆の賞味期限(消費期限)とは関係なく発生します。

納豆が腐ってしまった場合にも上記(1)~(3)の特徴が現れるため、「二次発酵」と「腐敗」を見極めるのは非常に困難といえます。

そもそも、発酵と腐敗は同じメカニズムであって、人間にとって有益なものを「発酵」と呼び、逆に不利益なものを「腐敗」と呼んで区別しているに過ぎません。

そのため、少しでも納豆に異変を感じたら、食べずに廃棄してしまうのが賢明でしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました