こんにちは。KENです。
今回は、カタクチイワシの煮干しについて取り上げます。
私はカタクチイワシの煮干しを酢漬けにして常食していますが、これには栄養が豊富に含まれています。
ただ、ここで気になるのが妊娠している女性や胎児への影響です。
今回は、カタクチイワシ(煮干し)が妊娠中の女性や胎児に与える影響についてご紹介いたします。
●カタクチイワシ(煮干し)の食べ過ぎはプリン体に注意
カタクチイワシの煮干しは妊娠中に食べても大丈夫?
結論から言うと、妊娠中であってもカタクチイワシ(および煮干し)を食べても健康上の問題はありません。
イワシに代表される青魚で最も懸念されるのが水銀の含有量ではないでしょうか?
ただ、この点について産婦人科医の杉本充弘先生は次のように解説しているのです。
イワシのような青魚に含まれる水銀量は低く、通常どおりの量を食べても問題ありません。
むしろ、鉄分が多く、おすすめの食材です。
■「https://st.benesse.ne.jp/ninshin/content/?id=108759」より引用
これを裏付けるかのように、宮城県の公式HPでは、特段に注意が必要ではない魚類としてイワシが挙げられていました。
特には注意が必要でないもの
キハダ、ビンナガ、メジマグロ、ツナ缶、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオ など
■「https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/shoku-k/suigin.html」より引用
確かに、イワシにも水銀が含まれてはいますが、その量は少量であり、通常の摂取量であれば健康に悪影響を及ぼすものではないのです。
それよりもイワシにはカルシウムなどの健康に良い栄養が豊富に含まれていることから、イワシを摂取するメリットの方が大きいというわけです。
ただ、妊娠中は免疫力が低下しているため、普段なら何ら問題ない細菌などに感染しやすくなっています。
そのため、妊娠中にイワシなどの青魚を摂取する際は刺身などの生食は極力避け、加熱したものがいいでしょう。
そうすると、カタクチイワシの煮干しは妊娠中の女性と相性が良いということになります。
ちなみに、カタクチイワシ(煮干し)の1日の上限摂取量は20g~30gが一応の目安とされています。
これはカタクチイワシの20匹~30匹に相当するため、この煮干しを食べる際にはこれを上限として下さい。
カタクチイワシ(煮干し)にはプリン体も多く含まれていることから、食べ過ぎると高尿酸血症や通風を引き起こす原因となります。
妊娠中にカルシウムを多く摂取する必要はない?
妊娠中は胎児に多くの栄養を供給するため、妊娠前よりも積極的に栄養を摂取しなければならないと感じられます。
ただ、カルシウムの摂取量については面白い研究データが存在しています。
実は、女性は妊娠するとカルシウムの吸収力が各段に上がるというのです。
この研究について、田中歯科医院のWebサイトでは次のように解説されています。
ところが妊娠すると吸収率が極めて上昇することがわかりました。
このため、普段の生活と同じ量を摂取していれば充分であるということが判明したのです。
体っていうのは本当によくできています。
■「https://www.asakusa4182.com/カルシウムは、妊娠前より増やさなくて大丈夫で/」より引用
しかし、普段からカルシウムを摂取する機会が少ない方は、妊娠中でも積極的にカタクチイワシの煮干しを摂取するなどしてカルシウムを意図的に摂るようにした方がいいでしょう。
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