こんにちは。KENです。
今回は、”森のバター”と評されているアボカドを取り上げます。
様々な栄養素を豊富に含んでいることからスーパーフードとして認知されているアボカドですが、果たして、適切な摂取量はどれくらいなのでしょうか?
また、食べ過ぎて死亡することはあるのでしょうか?
アボカドの1日に食べる量は?一個は食べ過ぎ?
アボカドは豊富な栄養素を含んでいますが、気になるのが「1日にどれくらい食べてもいいのか?」ということです。
いくらスーパーフードのアボカドでも、食べ過ぎは身体に良くないことは誰の目から見ても明らかです。
そこで、アボカドの適切な摂取量について調べたところ、1/2個~1個と説明されていることが多いことが分かったのです。
このことから、1日に1個アボカドを食べても、それは適切な摂取量の範囲内なので健康被害が出ることはないと考えられます。
ただ、ここで注意しなければならないことがあります。
というのも、適切な摂取量に関しては研究者の間でも見解の相違があるからです。
これはアボカドに限った話ではなく、別の果物や野菜でも同じことが言えます。
例えば、登録栄養士であるソニア・アンジェローン氏によると、アボカドは脂質を多く含んでいることから、1日の摂取量を1/2個に抑えるべきだと主張しています。
登録栄養士のソニア・アンジェローンはAcademy of Nutrition and Dieteticsのスポークスウーマン。
アンジェローン氏によると、アボカドは1日半分が適量だという。
その理由は、アボカドは食物繊維、ビタミンE、葉酸やカリウムが豊富だが脂質もとても多い。
■「https://www.womenshealthmag.com/jp/food/a69327/how-many-avocados-is-it-safe-to-eat-per-week-20170918/」より引用
また、栄養サイト「Appetite for Health」の共同創業者の1人であるジュリー・アップトン氏も「1日1個以上のアボカドは食べ過ぎ。特にカロリーがとても高いので、そのことを忘れずに」と、上記サイトにて主張していました。
この2人の見解を要約すると、「1日にアボカド1個食べると、脂質を過剰に摂取してしまい肥満に繋がる」というものでした。
ところが、これとは正反対の見解を示している研究チームが存在しているのです。
「Current Developments in Nutrition」という雑誌には、アメリカ人が26週間にわたってアボカドを毎日1個食べた際の結果が掲載されました。
その結果によると、脂質の多いアボカドを毎日1個食べていたにも拘わらず、被験者の体重に大きな変化は見られなかったというのです。
実はこの研究の当初の目的は、アボカドの1日摂取量が中心性肥満に及ぼす影響を調べるためのものだった。
そして、26週間の実験の後、被験者の体重計の数値に大きな変化は見られなかった。
したがって、アボカドのカロリーは気にすることはない、というのがこの研究チームの見解になる。
■「https://www.womenshealthmag.com/jp/wellness/g62252230/avocado-20241001/」より引用
このようにアボカドの摂取量については研究者によって見解が異なっており、そのため、適切な摂取量として1/2個~1個と曖昧に表現したというわけです。
私自身は毎日アボカドを1/2個食べていますが、太るところか逆に10kgほど痩せました。
もちろん、これはアボカドだけの効果ではないものの、アボカドを毎日食べているだけで太るということはまずないでしょう。
もしアボカドの脂質やカロリーが心配であれば、まずは1/2個から始めてみるのがいいと思います。
食べ過ぎで死亡した事例は?
アボカドを食べ過ぎて死亡したという事例はこれまでに報告されていませんでした。
ただ、アボカドに限らず、いくら身体に良いものでも過剰に摂取すれば毒にもなります。
そのため、アボカドを短期間に大量に摂取した場合、血管にダメージを与え、心臓を停止させる危険性が指摘されています。
まったり濃厚なアボカドには、バナナのおよそ2倍のカリウムが含まれている。
過剰に食べ過ぎると血管にダメージを与え、心臓の規則的な鼓動を阻害して、しまいにはストップさせてしまうそうだ。
■「https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52272576/」より引用
水は一見すると無害に思えますが、これも短時間で6リットル飲むと水中毒を引き起こし、最悪の場合は死亡します。
このことからも分かる通り、過剰摂取による死亡はアボカドに限らず、どの食材でも起こり得ることなのです。
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