解凍→ドロドロに?冷凍アボカドの変色は食べられる?

豆知識

こんにちは。KENです。

今回は、”森のバター”と評されるアボカドを取り上げます。

栄養価も抜群でギネス記録にも認定されているアボカドですが、本記事では冷凍後や解凍後の変色や食味の変化についてご紹介いたします。

アボカドを解凍したらドロドロになった?

アボカドを冷凍すると1ヵ月程度は保存が可能なので、多くの方がアボカドを冷凍庫などで保存したことがあると思います。

しかし、いざ解凍して食べようとしたところ、アボカドの果肉がドロドロになってしまっていたという経験はないでしょうか?

Twitter(X)でもアボカドを解凍したら、果肉がドロドロになっていたという報告が上がっていました。

実は私も同じ経験があって、ドロドロのアボカドを実際に食べたこともありますが、決して美味しいとは言えない状態でした。

私のケースではアボカドを自然解凍しましたが、果肉がドロドロになってしまった理由は、恐らく、冷凍前の時点でアボカドが既に完熟寸前だったことが大きく関係していると思われます。

冷凍前の時点でアボカドはかなり柔らかくなっていたため、解凍している時間で更に追熟が進んでしまい、果肉がドロドロになってしまったと考えています。

なお、Yahoo!知恵袋には以下のようなケースも報告されていました。

アボカドを丸ごと冷凍出来るとネットで見たのでやりました。

解凍に思ったよりも時間がかかったので、
途中からぬるま湯に入れて解凍したのですが、
すごいドロドロ状態になってしまい、美味しい食感ではありませんでした。

■「https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14256550464」より引用

恐らく、このケースではぬるま湯にアボカドを浸けたことで追熟が進んでいまい、果肉がドロドロになってしまったと思われます。

というのも、アボカドは15℃以上で追熟するため(※①)、ぬるま湯に浸けてしまうと追熟のスピードが速まってしまうからです。

[※①参考文献]
●https://panasonic.jp/life/food/110095.html

アボカドを解凍すると必ずしもドロドロになるわけではありませんが、完熟寸前のアボカドやぬるま湯に浸けて解凍すると、果肉がドロドロになってしまう可能性があるため、この点は注意が必要です。

冷凍後に変色した部分は食べられる?

アボカドの果肉部分は非常に酸化しやすいため、空気に触れてしまうと黒く変色してしまいます。

これは冷凍中でも解凍中でも起こり得る現象で、変色する原因はポリフェノールオキシターゼという酵素です。

この酵素が酸素に触れることでメラニン色素が生成され、果肉が黒く変色してしまうというわけです。(※②)

[※②参考文献]
●https://panasonic.jp/life/food/110095.html

結論から言うと、黒く変色した部分は化学反応に過ぎず腐っているわけではないため、食べても問題はありません。

ただ、見た目や風味は劣ることから、変色(酸化)を防ぎたい場合は果肉にレモン汁をかけておくことが有効です。

これはレモン汁に含まれるビタミンCが酸化を阻害するためです。

また、断面部分をラップで覆うなどしておくと、その部分が空気から遮断されるため、未然に酸化を防ぐことが出来ます。

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