アボカドの黒い部分(維管束)は食べられる?

豆知識

こんにちは。KENです。

今回は、アボカドについて解説いたします。

「森のバター」と呼ばれているアボカドは濃厚な風味があり、それと同時に最も栄養価の高い果物としてギネス記録に認定されています。

しかし、アボカドを切った時、黒い部分や筋がある場合があります。

一体、この黒い部分は腐っているのでしょうか?

また、黒い部分は食べても大丈夫なのでしょうか?

アボカドの黒い部分は維管束で食べられる!

結論から言うと、アボカドの黒い部分は腐っているわけではないため、食べても大丈夫です。

黒い部分の正体は「維管束(いかんそく)」と呼ばれる組織であり、この組織を通じてアボカド全体に栄養素が運ばれています。

ただ、この維管束は酸化しやすいという特徴があるため、切った時に断面が空気(酸素)に触れてしまうことで黒く変色してしまうのです。

黒く変色するのは「ポリフェノール」や「ポリフェノールオキシターゼ」という抗酸化物質が原因で、これが空気中の酸素に反応することで黒い部分が現れてしまうというわけです。

当然、黒く変色した部分は食味こそ劣ってしまいますが、腐敗しているわけではないことから、安心して食べることができます。

実際に私が黒い部分を食べたところ、他の可食部に比べて格段に食味や風味が劣っているという印象はありませんでした。

しかし、見た目的に黒い部分がどうしても受け入れられないという方であれば、無理して食べる必要はないでしょう。

先述した通り、アボカドは酸化しやすいため、1度に全て食べてしまうか、もしくはカットしたアボカドはラップに包むなどして酸素に触れないようにして保存すると変色を防げるかもしれません。

[参考文献]
●https://vegewel.com/ja/style/avocado-black

●https://www2.tcoop.or.jp/news/002022.html

●https://yogajournal.jp/21924

腐っている時の見分け方は?

アボカドの黒い部分は腐っているわけではなく、組織が参加しているだけと解説しましたが、では、本当に腐っている場合との見分け方はあるのでしょうか?

もちろん、腐っているアボカドに見分け方は存在します。

もし以下の特徴がアボカドに現れていた場合は腐敗している可能性が非常に高いので、食べずに廃棄して下さい。

[腐っているアボカドの特徴]
①異臭がする

②黒い部分が部分的ではなく果肉全体に及んでいる

③ヘタ部分にカビが生えている

④種が簡単に取れてしまい、弾力がなくブヨブヨしている

これらの内、最も注意すべきは①の異臭です。

先ほど、黒い部分を私が実際に食べたことをお話しましたが、その時に異臭は一切ありませんでした。

もしアボカドが腐っていた場合、酸味臭などの異臭がするはずです。

異臭以外にも②~④のようにアボカドの見た目で判断することもできますが、まずは異臭の有無も確認するようにして下さい。

通常のアボカドは無臭なので、何らかの臭いを発していたら、それは腐敗と判断して食べない方が賢明です。

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